冬のガーベラ
こんにちは。
心理士の村田です。
今日の昼間は雲一つない快晴で、気持ちのいい日でしたね。
前回のブログは少し難しい内容だったかと思うので、今回は気楽な内容にしようと思います。
最近暖かいからか、ベランダのガーベラが咲き始めました。
ガーベラの開花時期は4~6月ということなので、少し早めですね。
コーラルピンクがとってもかわいいです。
ガーベラの花言葉は、「希望」「前進」です。
花言葉は、花びらの色によって変わったり、紹介されているページによっても少し異なる場合がありますが、私はポジティブでしっくりくるものを選びがちです。
「希望」なんて、いいですよね。
下の方にもいくつかつぼみがあったので、これから咲くのが楽しみです。
ベランダにはほかにも寄せ植えがいくつかあり、冬を超えられるかな、と心配していましたが、なんとか大丈夫そうです。
マーガレットは秋から咲いているので、結構長持ちしてますね・・!
植物の芽が出たり、花が咲いたり、変化を見ているのは楽しいですよね。
当カウンセリングルームの名前にもなっているピオニー(芍薬、牡丹)の由来などについてもご紹介もしたいのですが、それはまたのお楽しみにしていてください。
研究の紹介:植物を育てる効果
さてさて、せっかくなので、お花や植物とふれあうことによる心理的な効果についても少し紹介したいと思います。
花や緑のある自然環境と都市環境を散歩させた場合、自然環境を散歩するほうが集中力が増加したり、ストレス値の低下がみられることが明らかにされています。
自然の中で過ごしたほうがよさそうなのは、なんとなくイメージできますよね。
乗松ら(2006)の研究では、高齢者の方と若年者に10週間、3種類の植物を育ててもらい、脳波や心理的な効果を測定しています。
その結果、高齢者の方は植物の種類や見た目の変化に関係なく、植物を育てるというプロセスによって安定した心理状態が得られていることがわかりました。
最近では高齢者施設などにおいても、園芸やフラワーアレンジメントが取り入れられることが増えてきているようですが、とても効果的なようですね。
この研究で面白かったのは、若者の場合、他者が育てた観葉植物やサボテンを見たときの心の落ち着きが安定していることです。
シクラメンのような見た目の変化が大きいものの場合、葉や花の減少(形態の悪化)により、心の落ち着きの程度はやや低くなっていました。
他の人が育てたものや、見た目があまり変わらない、見た目の悪化が少ないものの方が安心できるのかもしれません。
若い方が生活に植物を取り入れる際には、育てやすいものやサボテン、アレンジされた花束なんかがいいかもしれませんね。
(参考)
ガーベラの育て方|植物図鑑(https://lovegreen.net/library/flower/p88878/、最終閲覧日2021年1月21日)
ガーベラの花言葉|種類、特徴、色別の花言葉(https://lovegreen.net/languageofflower/p22176/#:~:text=%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%8A%B1,%E3%80%8C%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%80%8D%E3%80%8C%E5%BE%8B%E5%84%80%E3%80%8D%E3%80%82、最終閲覧日2021年1月21日)
望月寛子『花と緑が人の心、身体、脳に及ぼす効果とその利用法』農業および園芸 866:628-630、2011
乗松貞子・仁科弘重・家串香奈『植物を育てるプロセスにおける高齢者の心理状態の脳波およびSD法による解析―若年者との比較も含めて―』植物環境工学(J.SHITA)18(2):97-104、2006
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