春の訪れを感じる季節。最近のニュースに関して

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春の訪れを告げる開花

2月に入り、お昼間はほんとうに過ごしやすくなりましたね。
天気がいい日は暖房をつけなくてもいいくらい。

先日、コーラルピンクのガーベラを紹介しましたが、その後続々と蕾が開きかけてきました!
こうやって日に日に育っていく蕾を見ると、水やりに出るのが楽しみになります。

ガーベラの蕾が咲き始めました

黄色のお花が咲くのかな?
段々と色が変わっていくのかな?
そんなことを考えるのも、ささやかな楽しみになっています。

開きかけているガーベラの蕾

ブログのタイトルにしたのは、2月の時候の挨拶によく使われるものです。
2月に入り、外で梅が咲いているのを見かけると、「これが春の訪れか!」と思ったりします。

日本には春夏秋冬の四季がありますが、さらに細かく、それぞれの月に合わせた時候の挨拶があって、実際の気候とこんなにもぴったりくるなんて。
日本のこういう文化は本当に素敵だなあ、と思います。

2月2日の節分

先日、2月3日は立春で、暦の上でも春となりました。
ようやく冬が開け、ウイルスの動きもおさまってくれることを心から願うばかりです。

そして今年は何といっても、節分が2月2日となり、これは124年ぶりということで、話題でしたね。
日にちのことが話題になるまで、春分と節分がセットになっていることも知りませんでした。
セットも何も、立春や立夏といった季節の始まりの日の前日のことを、「季ける日」として節分というんですね。

Wikipediaからの引用にはなりますが、節分の行事について、以下のように書かれています。

季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられていたため、それを追い払うための悪霊ばらい行事が執り行われていた。

季節の変わり目は寒暖差や気圧の変動が大きく、体調を崩しやすくなります。そんな病魔も追い払う、という目的で豆まきなどの行事を行うんですね。

確かに、昼間は暖かいなーと思っていても、夜になると急に冷えてきますよね。
気を付けて過ごしましょう。

取り残される日本

そして、時を同じくして、2月3日。
日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での、森会長の発言がニュースに取り上げられ、国内外で厳しく批判される事態になりました。

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」
「私どもの組織の女性はわきまえておられる」

なんだか、いつの時代だろう・・・
と思うような、どうしてそんな発言になったのか、理解を超えている発言でした。
内容についても、様々な研究で女性の話が長いことは否定されており、間違いであることが指摘されています。

でも、今回の問題は、内容の正誤についてではないと思います。

会議を行う人達

多くの批判を受けて、会長は謝罪をし、発言の「撤回」をしました。
その理由は「これが大きな話題となり国際関係にまで影響していけば、外国に行って細かく説明するわけにも」いかなかったため。影響が広がることが問題であり、発言そのものについては問題とは感じておられないようです。(揚げ足取りでしょうか?)

私が発言を聞いて、最も懸念したのは、この発言を聞いた女性への影響です。
一緒に会議に参加している人は、今後自分の発言が「わきまえているかどうか」「時間をかけすぎかどうか」考えることになるでしょう。
でもこれは、女性に限らずいえることですね。男性であっても、この発言を聞いた後、開放的な議論を行うことは難しくなるのではないでしょうか。
(自分は含まれないと思うでしょうか。)

さらに、この発言を受けて笑いが起きた、ということで、「皆そう思ってるんだ…」と思う人がいてもおかしくないでしょう。

女性がいると議論に時間がかかるな…、と思っている分には全く問題ないと思います。感じ方は人それぞれでしょう。
ただ、一度出してしまった言葉は、なかったことにはできません。
自分の立場や発言の場所などを含めて、言葉の影響力について自覚し、コントロールしてほしいと思います。

2020年の日本のジェンダーギャップ指数は、153ヶ国中121位と、またも過去最低を記録しました。
特に政治の分野で144位、経済の分野で115位と低くなっています。
衆議院議員の約9割が男性企業の役員も約94%が男性です。
今回のような、よりマイノリティの発言を抑圧しうる発言について、しっかりと認識し、自制してほしいと思います。

日本の文化の中にはとても素敵な、残していきたいものもありますが、この点に関しては大きな問題が立ちはだかっていることを感じます。

日々新しいニュースや情報が流れてきますが、流されることなく考え、自分ができることをしていきたいな、と思う今日この頃です。

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